皆さんおはようございます(^O^)／
2020年 1月 31日 (金)
和泉市 笑福整骨院 院長村西です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
寒くなって肩こり改善で来院される方の中には、
「『ストレートネック』と言われた」
という方もおられます。
『猫背』とひとくくりにされることが多いですが、
『猫背』でとくに首の湾曲が少なくなった場合をストレートネック、
首(顎)が前に出た姿勢をフォワードヘッドといいます。
という風に2つに分ける事が出来ます。
頭の重さは、だいたいボウリングのボールと同じくらいです。
その重たい頭を細い首の筋肉で支えると考えると、
かなり無理があると思いませんか？
ストレートネックやフォワードヘッドになると見た目が良くないのはもちろんのこと、
肩こりや首こりの原因だと言われています。
(決してそれだけが原因ではないのですが・・・）
年を取って見える、服が似合わないという美容的な問題もありますので、
見た目が気になるという方もぜひ参考にしてみてください。
もくじ
【『ストレートネック』や『ヘッドフォワード』の原因】
【座っている時の問題】
【立っている時の問題】
【『ストレートネック』『ヘッドフォワード』の改善法】
〇 筋肉をなでる
〇 足首グルグル
【まとめ】
『ストレートネック』や『ヘッドフォワード』の原因
原因として考えられることは主に2つです。
〇 デスクワークなど座っている時に、頭だけが下を向いている
〇 立っている時に背中にばかり力が入っている
座っている時の問題
デスクワークや勉強など下を向いたままの作業を長く続けると、
カラダの前の筋肉大胸筋（だいきょうきん）や胸鎖乳突筋（きょうさにゅうとつきん）などが硬くなります。
大胸筋
大胸筋が硬くなるといわゆる『まき肩』という状態になり、
呼吸が浅くなったり、気をつけの姿勢時、手のひらが後ろを向いてしまいます。
又、背中も丸く『猫背姿勢』になっている方が多いです。
特に女性の方は、胸を支える為硬くなりやすいです。
胸鎖乳突筋
首の前面についている筋肉が硬くなると、頭が前の方に引っ張られてしまいます。
つまり、カラダの前側の筋肉が硬くなり引っ張られるようにして、肩や頭が前に出てしまうのです。
カンタン改善方法
座っている姿勢で、デスクワークをする場合、首だけで下を向くのではなく、
股関節を曲げて状態全体で上から覗き込むようにしましょう。
立っている時の問題
よく、親指と小指、かかとの3点で立つようにするのが良い。
と聞いた事はありませんか？
確かに、この3点で立つことが安定するうえで望ましいです。
しかし、カラダの骨を考えると、
足の骨の延長線上に体重が乗ることが好ましいのです。
この様な感じです。
なので、体重は、かかとのやや前の位置に来るようにすると、
筋肉に余計な負担を掛けないで、自然な美しい姿勢で立つことが出来ます。
その際、足の指が自由に動く状態を意識してください。
元々、人のカラダは無意識に重心を真ん中に保とうとしています。
しかし、股関節や足首が何らかの影響で硬くなったりして、
かかとに重心が来てしまうと、
『後方重心』と言ってかかとにばかり体重が乗り過ぎると、
後ろに倒れないように、状態が前に傾き、『猫背』の状態でバランスを取ろうとします。
その為、更に頭が前に行き『ストレートネック』や『ヘッドフォワード』になってしまいます。
『ストレートネック』『ヘッドフォワード』の改善法
『猫背』や『ストレートネック』『ヘッドフォワード』を改善するには、
前かがみで硬くなった筋肉を柔らかくすることと、重心のバランスを整えることが大切になってきます。
いろいろな改善方法がありますが、
特別な事をいきなり行う事は時間的にも、難しいですし、
続かなければ意味がありません。
そこで、今日ご紹介するものは、
・簡単に始められて
・お風呂につかっている時など空いている時間に出来る
・1日数十秒
をご紹介したいと思います。
〇 筋肉をなでる
大胸筋
鎖骨のすぐ下を内から外に向かって撫でる。
胸鎖乳突筋
鎖骨から耳の後ろまでなでる
これだけです！
筋肉は刺激が入ると、硬くなってしまいます。
ストレッチなども良いのですが、
ついつい息を止めて目一杯伸ばそうとしたり
リスクもあります。
そこで、本当にお風呂につかっている時に
手のひらで『内から外』『下から上』に向かって撫でる事を続けてみてください。
リスクなしですよ～。
〇 足首グルグル
TVを見ている時などに、足首をグルグルゆっくり大きく回すことで、
硬くなった足首を動きやすくします。
又、足首を伸ばしたり曲げたりしても良いですよ～
注意点は、ゆっくり大きく動かし、
ふくらはぎの筋肉が動いている事認してください。
まとめ
『猫背』や『ストレートネック』『ヘッドフォアード』は、
首だけで頭を支えようとしてで硬くなった筋肉を緩めたり、
立っている時の崩れたバランスを整えることで良い姿勢に戻すことができます。
ただ、筋肉が凝り固まっているものや、カラダのゆがみやねじれがり、
重心が崩れている場合は、セルフケアでは改善しない場合もあります。
その様な場合は、施術を受けていただき、カラダのバランスを整えたり、
筋肉を緩める必要があります。
肩こりや首こりが辛い、なかなか治らない、姿勢の悪さが気になる、
何とか改善できないだろうか？と本気でお考えの方は、
一度笑福整骨院にご相談いただければとお思います。
柔道整復師 村西謙一 監修
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