~腰の痛みは歳のせいではない!考えられる原因とセルフケアについて~
皆さんこんにちは(^O^)/
2020年 5月 1日 (金)
和泉市 笑福整骨院 院長村西です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
外出自粛要請が出たり、テレワークをされていたりして自宅にいる時間が長くなっている方も多いと思います。
「いつもより動いていない」
「座っている時間が会社にいるときより長い」
「運動不足で太ってきた・・・」
というお声を良く耳にします。
又、せっかく楽しいはずのGWなのに、どこにも行けなくて暇でしょうしどこに行くにもマスクをしなければならないので息苦しく窮屈だと嘆く方も多い様です。
感染による死亡率は低いので、感染しても症状が出ない方も入りと思いますので、周りに基礎疾患を持っている人がいないと油断ではないでしょうが、「私は大丈夫」と過信してしまうのかもしれませんね。
GWに
・どこにも出かけない
・家で過ごしている
・何もすることがない
という方も、出来れば少しカラダを動かしてください。
なぜかというと、カラダを動かさないで座っている姿勢が楽な様に思うかもしれませんが、腰痛を引き起こす原因にもなりえるからです。
腰痛にならないセルフケアと合わせてまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。
腰の痛みは年のせい?
こんな調査結果があります。
腰痛は通常加齢に伴って増加することはなく、
50~60歳以降はわずかに頻度が低下する。
しかし慢性腰痛を有する高齢者は症状がより持続的になり、
活動制限が多くなることがある(★★)。
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活動制限が多くなるから腰が痛くなるのです。
活動制限という事は「家でTVばかり見ている」とか「寝てばかり」と言う様に
カラダを動かすことが少なくなる為に腰の痛みが出るという事です。
同じ姿勢でいると痛くなる腰痛の原因
同じ姿勢でいると痛くなる原因として考えられるのは、
仙腸関節という関節です。
この関節は、文字通り仙骨を腸骨を関節しています。
通常3~5mmの幅で動くのですが、それが様々な影響で引っかかったり、緩くなってたり
ズレて動きが悪くなってしまう事で、腰痛などを感じるのです。
(2014年ころまで、整形外科学会では仙腸関節は動かない関節だと言われてきました)
仙腸関節って?
仙腸関節とは、写真の〇で囲ってあるところです。
実際に触ってみてください。
まっすぐ立ち、お尻に親指が前ほかの4指は後ろの状態で触れてください。
人差し指から小指は骨盤後ろ側の骨の出っ張りの位置に置きます。その奥に仙腸関節があります。
足踏みをしたり、椅子に座った状態で左右の太ももを交互に前方へ突き出すように骨盤を動かすと
仙腸関節が動いているのを感じられると思います。
お尻に手をおきながら階段を上る動作でもよくわかると思います。
この関節が「動かない関節だ」と認識されていたのはMRIや解剖ではわからないからです。
仙腸関節を直接動かす筋肉は存在していないので、わからなかったんですね。
意識して手でふれてみることで初めてその動きがわかる関節です。
この仙腸関節が不具合をおこすことで、腰痛を感じるのです。
本来、仙腸関節は周囲の靭帯でしっかりと固定されています。
その為先ほど書いたように通常は3~5mm程しか動かないのですが、出産時は緩んで骨盤が開きます。
その後、段々と元に戻るのですが出産前よりも緩くなるようです。
その為、出産前と比べると骨盤が不安定になり年齢とともに筋力が低下する為
腰痛を感じる人が増えるのかもしれません。
セルフケア
では、どのようにすれば、仙腸関節が原因の腰痛に悩まないのでしょうか?
〇 股関節を曲げるようにしましょう。
仙腸関節は、上体を前に曲げる、いわゆるお辞儀の姿勢の時に一番緩みます。
頭から下げるのではなく、お尻を後ろに引くようにしましょう。
〇 膝を上手く使いましょう。
下に落ちたものを拾う時や顔を洗う時は、
膝を軽く曲げるようにして頭だけが下がらないようにしましょう。
〇 長時間同じ姿勢にならない様にしましょう。
長時間座っている事でも仙腸関節に負担がかかります。
出来れば20分に1度は立ち上がって歩いてください。
〇腸腰筋ストレッチ
うつぶせに寝て大きく息を吸います。まずは息を吐きながら肘で上体を持ち上げます。
この時に、お腹の奥の方と太ももの前が「伸びてる~」
と感じられればOK!
あくまで「気持ち良く伸びてる」が目安です。
アゴを挙げると良く伸びます。
これが物足りないという方は
この様に、手のひらで状態を持ち上げます。
このストレッチで
「腸腰筋」というお腹の筋肉がストレッチされます。
「腸腰筋」が関係する腰痛に関しては以前、様々な腰痛「カラダを動かす時に痛い」場合について
でも書いていますので合わせてお読みください。
〇固定
腰が痛くて整形外科を受診すると
「腰痛ベルト」を処方される事があります。
当院でも以前は「骨盤ベルト」を販売していましたし、
患者さんにも勧めていましたが、
コルセットやベルトには賛否両論あり、最近の研究では、
ギプスジャケットが急性腰痛や坐骨神経痛に有効だという
エビデンスはなく、脊椎のこわばり、筋肉の衰弱、ギプスによるただれ、
呼吸器系の合併症を誘発することがあり、心理社会的影響も大きい。
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という研究論文が発表されています。
ギプスジャケットというのは腰痛ベルトのキツイものです。
この事を知ってから私も基本的には賛成しかねるようになり販売等はやめましたが
今回の内容の様に、仙腸関節が緩んでしまっているような時は
動きを抑制して安定させるには使っても良いと思います。
また、不安を解消する効果もあります。
但し、着け続ける事にはやはり反対ですので
「一時的に使用する」又は「仕事の時だけ使用する」
といった使い方がベストなのではないでしょうか。
そうすれば、問題も少ないでしょう。
まとめ
「腰痛」の原因の一つに「仙腸関節」の異常があります。
長時間同じ姿勢でいたりする事で、仙腸関節に負担がかかり、関節が不具合をおこして腰痛を引き起こします。
改善のために「腰痛ベルト」を使用する事で不安を解消できるので良いのですが、
使用することによってカラダへのマイナスの影響も考えられますので、使い方には注意が必要です。
当院では
施術でカラダ全体のバランスを整え、股関節や仙腸関節の動きを良くします。
そうすることで、腰やお尻の筋肉の張りを緩めて骨盤にかかるストレスを減らします。
今までの常識を覆す治療法なので、なかなか理解してもらえません。
が、痛みが出ないカラダを将来にわたって手に入れたいという方は是非ご相談ください。
柔道整復師 村西謙一 監修
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当院は保険治療のようなお手軽さはありませんが、お一人お一人の痛みの原因を追究し症状に丁寧に向き合い、
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「出来て当たり前のことが痛みの為にできない(我慢している)」と思われるあなたの為に根本的に症状を改善する
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