急な痛みに襲われないカラダ作りが大切！
急な痛みって本当に辛いですが、周りの方にわかってもらえないですよね。
自分しかわからない痛みって本当に辛いです。
ぎっくり腰はなった人しかわからないので、「大げさな」とか「みんな痛いんやで」とココロない言葉を浴びせられた方もおられます。
ほんの些細なことが原因で起こるぎっくり腰。「特に何もした覚えがない」と話す方もおられます。
そんな急な痛みに困らない為の予防方法をまとめたいと思います。
Contents
ぎっくり腰(急な痛み)とは
先ず、ぎっくり腰についてまとめてみます。
「ぎっくり腰」は急に起こった強い腰の痛み（腰痛）を指す一般的に用いられている名称（通称）で、病名や診断名ではありません。何か物を持ち上げようとしたとき、腰をねじるなどの動作をしたときなどに起こることが多いですが、朝起きた直後や何もしないで起こることもあります。痛みの原因はさまざまで、腰の中の動く部分（関節）や軟骨（椎間板）に許容以上の力がかかってけがしたような状態（捻挫、椎間板損傷）、腰を支える筋肉やすじ（腱、靱帯）などの柔らかい組織（軟部組織）の損傷などが多いと考えられます。しかし、下肢に痛みやしびれがあったり、力が入らないなどの症状があったりするときには椎間板ヘルニアや中年以上では腰部脊柱管狭窄症などの病気（疾患）の可能性もあります。さらに、がんが転移して弱くなった背骨の骨折（病的骨折）や、ばい菌による背骨や軟骨（椎間板）の化膿など重大な原因が潜んでいることも時にあります。通常ではない強い腰痛のときは整形外科を受診して正しい診断を受け、万が一にも重大な原因に対して手遅れにならないように注意する必要があります。
と日本整形外科学会のHPに書かれていました。
ここで気になるのは以下の部分です。
下肢に痛みやしびれがあったり、力が入らないなどの症状があったりするときには椎間板ヘルニアや中年以上では腰部脊柱管狭窄症などの病気（疾患）の可能性もあります。
こう書かれていますが、必ずしも、ぎっくり腰を起こすと、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症だと限定されるわけではありませんので安心してください。
欧米各国で、古くは「魔女の一撃」と恐れられたぎっくり腰ですが、必ず原因があります。
考えられる原因について考察してみたいと思います。
ぎっくり腰(急な痛み)の原因？
- 「朝顔を洗おうとかがんだ時」
- 「出かける為に靴を履こうとかがんだ時」
- 「トイレから立ち上がろうとした時」
- 「くしゃみをした瞬間」
- 「下に落ちたお金を拾おうとした時」
これらは、当院にぎっくり腰を起こされて来院された方のぎっくり腰で来院された患者さんの言葉です。
本当に些細な事で急に痛みを感じています。
しかし、もっと詳しくお話をお聞きするとこんな言葉が出てきます。
- 「1週間前からカラダのだるさがあった」
- 「この2.3日会議の準備で寝る時間が無かった」
- 「2週間くらい前から腰が重たかった」
- 「前の日に歩き過ぎておしりから脚が重たかった」
など、急な痛みを感じる前に、カラダの異変を感じていたそうです。
しかし、特に対処せず放置していたため急な痛みが出たと考えられます。なので、ぎっくり腰は上記した○が原因ではないのです。
本当の原因とは「日ごろのカラダの使い方やクセなどで筋肉が緊張状態が続き、血行が悪くなっている状態で無理を続けていること」だと考えられます。
この事から考えても、ぎっくり腰(急な痛み)は予防できると考えられます。
ではどのように予防すればいいのでしょうか？
ぎっくり腰(急な痛み)の予防方法
予防方法は本来、個人個人の生活習慣や癖に合わせることが大切なので、ここでは一般的なものだけまとめさせていただきます。
1. お風呂につかる
暑い日が続いているので「シャワーで済ませる」方も多いと思いますが、休日だけでもいいですので「38～40℃程度」の微温入浴をしてください。
カラダの緊張が取れますし、血行が良くなります。元々腰が痛い方も「お風呂の後は楽になる」と話されます。
出来れ場15分程度つかってみてください。毛穴も開くので、健康面だけではなく美容面にも有効ですよ。
2. 好きな音楽を聴く
リラックスする音楽やヒーリングなどありますが、好きではない音楽を聴いてもリラックスできないと思います。
ノリノリの興奮する音楽は避けてほしいですが、自分が好きで鼻歌が出るような音楽を聴いてリラックスしましょう。
3. ストレスをコントロール
なんでもいいですので、今抱えているストレスをコントロールできるように、趣味や自分が楽しめることを見つけてください。
暴飲暴食は、健康を害しますので、それ以外でお願いします。
それでも・・・
それでも急な痛みが出た場合どうすればいいの？という声が聞こえてきそうです。
急な痛みが出た場合の対処方法を書いてみたいと思います。
1.動けるなら動く！
急性腰痛にとっては長期間の安静臥床(安静に寝ている)よりも、痛みの許す範囲内で徐々に日常生活に戻る方が効果的(確証度B)。4日以上の安静臥床は筋力低下を招くために急性腰痛の治療として推奨できない(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO
このように、安静にしている時間が長くなると回復が遅れます。
可能な限り、動ける範囲で日常生活を続けてください。
2.痛くないところから動かす
腰から出来るだけ遠い部位、例えば足首や膝などうが貸せる部位があると思います。
「あっここは動く」と確認しながらカラダの動かう場所を見つけてください。
3.痛いけど～出来た
人によっては「まだ痛い」と痛みを追いかけてしまう方もおられますが、それだと痛みは消えません。
「痛いけどこれならできる」とプラス思考で行動しましょう。
柔道整復師 村西謙一 監修
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