昨日来られた患者さん


皆さんおはようございます(^O^)/
いつもブログをお読み下さりありがとうございます。
肘内障
昨日が初日でしたが、朝からいろいろなお電話をいただきました。
その中でも、「子どもの肘が抜けたみたい」というお電話がありました。
昨年の夏にも、同じ症状があったようでしたので、ご両親も「あっ」と思ったのでしょう。
子どもの肘は、たやすく抜けてしまいます。しかしすぐにもとに戻ります。
言葉をしゃべるようになると、肩がいたいとか、手首を抑えて痛いといったりすることもあります。
だいたい4歳くらいまでは好発すると言われていますが、私が経験した中では8歳の男の子もいました。
この症状は、手をつないでいてこけそうになった際に強く引っ張ったり、鉄棒などにぶら下
がった時に急に起こってしまうことがあります。
腕の前弯部には2本の骨があります。その2本の骨をつなげているバンドの役目をしている
「輪状靭帯」が外れていることがこの「肘内障」の原因と考えられています。
成人の場合、輪状靭帯がかかっている橈骨頭が発達しており、外れる事はほぼ無いのですが、
子どもの場合15歳前後まで軟骨状態です。
成長期で靭帯がかかっている溝が浅いために靭帯が外れることが多いのだと思います。
急につないでいる腕を引っ張ったり、鉄棒などにぶら下げてしまうと外れる事も多くなります
ので、氣を付けてくださいネ。