~湿布を貼ったことでおこる副作用~
皆さんこんにちは(^O^)/
2020年 5月 18日 (月)
和泉市 笑福整骨院 院長村西です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さあいよいよ緊急事態宣言が解除されますね。
これで完全に元通りというわけにはいかないでしょうが、
通常勤務に戻る方も多いでしょう。
「週5日勤務が出来るかなぁ」「休み減るのは辛い」「もう少し休みたい」という声もチラホラ聞きますが(笑)
リズムを取り戻すのもしんどいと思います。
「折角腰の調子も良くなっていたのに・・・」と話されていた方もおられました。
そんな中で最近またよく聞く質問に
「先生、湿布って貼った方が良いの?貼らないほうが良いの?」
というものと、
「シップって冷たいから温湿布の方が良いよね」
というものがありました。
仕事が通常通りになる事で腰痛が再発するかもしれません。
そんなときに湿布を貼るという方も多くなると思いますので、湿布の効果についてまとめました。
腰痛や肩こりなどで、病院へ行くと処方される、又は近所のドラッグストアで買った『痛み止めの湿布』や
『塗り薬』を使う方も多いと思います。
一時的に痛みを緩和するためにはそれも一つの手段だと思います。
痛み止めの湿布薬、塗布剤(軟膏やクリームなど)といった製剤に使われている成分の多くは
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と言われるものです。
薬剤が皮膚を介して浸透することで鎮痛効果や抗炎症効果を示します。
湿布薬などの貼付薬や塗布薬は飲み薬や坐剤(坐薬)などに比べると血管内に薬剤が浸透していかないため
痛みが出ている局所に効果があると言われています。
副作用(特に全身に出る副作用)は少ないと言われていますが、全くないわけではなく
使用部位におけるかぶれなどの皮膚症状には特に注意が必要です。
かぶれなどの皮膚症状は、使われている薬剤の種類や製剤の剤形、使う人の体質などによっても異なります。
ケトプロフェンという成分が含まれている湿布薬があります。
これは、皮膚からの吸収性が高く貼り薬などの外用薬としてよく使われている薬です。
代表的な製剤であるモーラステープは腰痛症の他、変形性関節症、筋肉痛など痛みや炎症を伴う
多くの病気・症状に対して非常によく使われている貼り薬です。
高齢者の方は「一人で貼るの難しいから」とか「はがれにくいから」という理由で処方されるそうです。
このモーラステープは、『光線過敏症』という副作用に特に注意が必要です。
光線過敏症は薬などの化学物質と光線(特に紫外線)の作用で紅斑(赤く腫れる)や発疹などの皮膚症状が表れます。
紅斑や発疹などは、通常の接触皮膚炎などでも見られますが、光線過敏症では紅斑や痒みが重症化することがあります。
また、時間が経つほど、紅斑や痒みの範囲が使用部位を超えて周辺に拡大することがあります。
湿布薬をはずした後も、その部分に日光(紫外線)を浴びると、しばしば悪化します。
また、首や手首など日光にあたるところの痛みには通常処方されないはずです。
(それでも当院の患者さんの中には普通に処方され、光線過敏症の事も注意を受けてない方がいますが・・・)
一般的には、使用後4週間は紫外線に対する注意が必要とされています。
が、2年ほど前に貼ったことがある人が急に紅斑と痒みに悩まされたという例もあります。
ので、安易に貼らないほうが良いでしょう。
温湿布と冷湿布
温湿布と冷湿布もどちらも鎮痛・抗炎症作用をあらわすサリチル酸メチルという成分が入っています。
『温』と『冷』の違いは
『温』はトウガラシエキス
『冷』はl-メントール(ハッカの成分)
をそれぞれ含んでいます。
トウガラシエキスによって患部を温かく感じるか、メントールで患部を冷んやり感じるかの違いだけです。
トウガラシエキスによって温湿布を貼るとかぶれやすいという方も多いですので注意が必要です。
一般的には慢性的な痛みについては患部を温める方が良いと言われています。
逆にぎっくり腰のような急性の痛みの場合は冷やした方がよいと言われています。
が、早期に回復させたい場合は、温める方が良いです。
この他にも痛み止めを中心として多くの湿布剤が処方薬だけでなく市販薬としても存在します。
これらも注意する事は、やはりかぶれなどの皮膚症状です。
痛みを何とかしたいのに、かぶれたり皮膚症状が出てしまい、その分の治療をしなければならなくなると元の木阿弥です
極力湿布薬は貼らないようにして、痛み止め同様『どうしても』と言う様な緊急の場合のみ使うようにしましょう。
その際も、日光に当たるような部位には貼らない、塗らない様にしてくださいね。
柔道整復師 村西謙一 監修
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