皆さんおはようございます(^O^)/
2019年1月11日(金)
和泉市 笑福整骨院 院長村西です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
インフルエンザが流行しているとニュースになっていました。
インフルエンザを含めた風邪について原因とセルフケアについて
まとめてみました。
・風邪を引いてしまって仕事に穴をあけた
・折角の誕生日なのに風邪のために楽しくなかった
・風邪を引いて寝すぎて腰が痛い
等、風邪を引いてしまって失敗したという方も多いと思います。
風邪とはどんな症状なのでしょうか?
目次
風邪とは
正式には「かぜ症候群」といいます。
上気道すなわち鼻腔(鼻の奥)・咽頭(のどの手前)・喉頭(のどの奥)に起こる感染症で、
原因は色々なウィルスによるものです。
症状としては、鼻みず・鼻つまり・咽の痛み・声枯れ・咳・くしゃみなどの 呼吸器症状と、
他にも、発熱・頭痛・倦怠感(だるさ)・食欲不振などの全身症状など、
この様な症状を全てまたはいくつか出るもので、
検査をしても大きな異常はなく、多くの場合は3~1週間程で自らの免疫力により治ります。
風邪の原因
インフルエンザという名前が独り歩きしていますが、
それも含めて風邪の原因はウィルスです。
ライノウイルス (30%–80%)。
一般的な風邪の症状を発症するといわれている。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが主症状で、年齢を選ばない。
コロナウイルス (15%)
冬に感染しやすい。ニュースで話題になるSARSはコロナウイルスの新種と言われています。
インフルエンザウイルス (10%–15%)
発熱、倦怠感、体力のない高齢者は肺炎を起こしたり、乳幼児は脳症を起こしたりすることもます。
アデノウイルス (5%)
夏に流行します。プールで感染するプール熱として知られる。
パラインフルエンザウイルス
インフルエンザという名称が入っているが、インフルエンザウイルスとは別のウイルスである。
喉頭と下気道に感染しやすい。子供がかかる場合が多い。
RSウイルス
小児発症の原因病原体として最多であり、気管支炎や肺炎を起こしやすい。
乳幼児は重症になる場合もある。冬の感染が多い。
エコーウイルス
エンテロウイルス
下痢を起こしやすく、夏に流行します。
インフルエンザだけが特別扱いされていますが、
あくまで他の風邪と同じウィルスによるものです。
但し感染力が強く、体力のない高齢者や乳幼児は注意が必要です。
風邪は万病のもと
先述した通り、個人個人の体力とウィルスの種類にもよりますが、
アデノウィルスやインフルエンザウィルス などの場合、
粘膜の障害性が強く、細菌による2次感染を起こします。
副鼻腔炎や、鼻から中耳に通じる耳管に炎症が及ぶと中耳炎を起こすことがあります。
(特に、小さいお子さんの場合は、耳管が短いため中耳炎を起こしやすいです)
扁桃が化膿して腫大すると、のどの痛みとともに、物が飲み込みにくくなります。
また、このような炎症をくりかえすと、稀に腎臓を悪くすることが時にあります。
風邪から続発する病気
単なる風邪の場合、クスリを飲まなければ、3日~1週間程度で治まります。
(クスリは症状を抑えるものですので飲むと治りが遅くなります)
症状の中で最も長引く可能性のあるのは「せき」ですが、日を追って軽くなっているのならば、問題はありません。
しかし、「せき」が治まら無かったりよりひどくなり、熱も続き、息苦しいばあいは、
気管支炎から肺炎をおこしていることも考えられます。
特に、高齢者では発熱が目立たないことがあり、見過ごされ肺炎で命を落とす危険性があります。
10歳未満のお子さんの場合、鼻の炎症が耳管を経て、中耳に炎症が及び、中耳炎になってしまうこともあります。
また、簡単なウィルスではなくて、インフルエンザウィルスが原因であった場合には、脳症をひき起こすことも考えられます。
加えて、黄緑色の鼻汁(はな)が引き続き長くでるようですと、副鼻腔の慢性炎症(ちくのう)も懸念されます。
続発する病気の特徴
扁桃炎
扁桃というのはのどの入口の左右に、門番のように立っているアーモンド状のリンパ組織の事で、
以前は扁桃腺と言っていました。
扁桃は外からの病原体をくいとめる働きをしています。
ウィルスで傷めつけられた後、細菌による2次感染でここが激しい炎症の場になると、
大きく腫大し炎症で赤くなり、処々に膿が付きイチゴ状になり、
高い熱が出て痛みがひどく場合によっては飲食が出来にくくなります。
中耳炎
「かぜ」をひくと、耳が塞がった様な感じを伴うことがあります。
これは外耳と中耳の気圧調整をしている耳管に炎症が及んでいるためです。
耳管の短い小児では、中耳に炎症がおこる危険性があります。
放置すると中耳炎となり、中耳に膿が溜り激しい痛みを生じ鼓膜が破れ耳だれを起こすことがあります。
蓄膿(ちくのう・慢性副鼻腔炎)
頭蓋骨には空所が処々にあり、例えば「ほお骨」の中には上顎洞(じょうがくどう)があり、
声を反響させる働きがあります。
この洞と鼻腔の間には孔があいており炎症が中に拡がって行くと副鼻腔炎となり、
治療をせず、慢性化すると蓄膿(ちくのう)になります。
肺炎
咳・熱が2週間近く続き、自覚的に改善しているよりは悪化が疑われ息
苦しさを伴うようなら、炎症が肺に達し肺炎を併発している危険性があります。
高齢者は、特に注意が必要で入院治療を要することが多々あります。
インフルエンザウィルスでは、肺炎にも用心しなければなりません。
また、マイコプラズマ感染症があります。
マイコプラズマはウィルスではありませんが、
小さなお子さんが、かかりやすい肺炎の主原因で、高熱と痰のない咳が特色です。
脳症
インフルエンザなどでは脳症になることがあり、1~2歳児が最も多く、
強い薬などで急激に熱を下げ過ぎると脳症を起こしやすく、
頭を冷やしたり解熱薬もおだやかなもの(アセトアミノフェンなど)が推奨されます。
吸入によるリレンザ、イナビルが効けば解熱剤は必要ありません。
病気の治療
医療機関にかかるタイミング
〇 大人であれば、いつもの軽いカゼとは異なると感じた時。
〇 10日以上強い症状が続き、変わらない、もしくは増悪している感じのある時。
〇 高齢者や小児の場合は、元気のなさ、食欲減退など、「いつもと違う」時
元気がなく飲食がすすまず、特に水分が十分にとれない時は、脱水に注意しましょう。
「いつもと違う」時には、注意が必要です。
発熱していてもいつも通り食欲があり、元気なお子さんもおられると思います。
その様な場合はおかあさんの判断で様子を見る方が良いでしょう。
病院の待合室で逆にひどくなったという事を良く聞きます。
まずは様子を見て判断しましょう。
解熱剤
一般的に症状がひどくなれば、鎮痛・解熱も考えますが、頭を冷やすなどで、
乗り越えられれば、使う必要はありません。
小児で、頭を冷やすなどの対応で治まればよいのですが、
高熱のため「熱性けいれん」を起こすことがあります。
発熱はウィルスを殺すための防御反応の一つです。
38℃を超えない限りは解熱剤は使う必要はありません。
抗生剤
ウィルスには効果はありません。
1週間以上経っても改善が見られず、2次的に細菌感染が疑われる場合には、
使用も考えるべきでしょう。
市販薬
市販薬だけではなく、クスリというものは対症療法が目的であり、
鼻汁どめ・痛み止め・咳止めなどカラダからウィルスを出そうとする
防衛反応を止める働きをする為、症状が長引く恐れがあります。
結局は体力で治すことを忘れず、休養・栄養摂取を第一に心がけましょう。
可能であればお仕事や學校を休んで寝ていることが大切です。
小さなお子さんの場合使わないほうが良い薬もありますので、注意が必要です。
風邪予防の為のセルフケア
カゼのウィルスは空気中に常時飛散しています。
その中で生活しているので、いつ感染してもおかしくはありません。
結局、カゼにかかってしまうのは、ウィルスとカラダの免疫力との力関係が逆転した時です。
日頃から体力づくりを行い、疲れを溜めたり、睡眠不足になったり、
不規則な食事が続いたり、過度の飲酒をしたり、気のゆるみなどに注意し、
ウィルスに負けないようにすることが大切です。
うがい・手洗いをしすぎるとかえって免疫力が低下します。
日頃から免疫力を高めるために、
〇 体温を高める(36.5度以上)
〇 朝起きたらお白湯を飲む
〇 疲れを溜めすぎない
〇 深呼吸をする
〇 部屋を加湿する(目安は50%以上)
〇 必要以上に部屋を温め過ぎない
〇 くびれている所は温める(首・手首・お腹・足首)
〇 清潔にし過ぎない
等で免疫力を高めてウィルスに負けないようにして下さいね。
柔道整復師 村西謙一 監修
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