皆さんおはようございます(^O^)／
2018年12月13日(火)
和泉市 笑福整骨院 院長村西です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
どんなすごいスポーツ選手でも、引退を決める事になるかもしれない症状。
それが「自律神経の問題(乱れ)」です。
どんなに底抜けに明るいキャラクター、ムードメーカーとして欠かせない存在であっても
「自律神経の問題(乱れ)」に悩まされると、スポーツどころではありません。
以前にも自律神経については書かせて頂きましたが、
最近、お問い合わせが増えているので、「自律神経」についてまとめてみたいと思います。
目次
自律神経とは
自律神経とは、文字通り自動的に働く神経のことで、主に内臓の働きなどを支配しています。
例えば、
〇 心臓を動かす
〇 食べたものを消化する
〇 血液を流す
等です。
この自律神経には大きく分けて２種類あります。
アクセル：交感神経
ブレーキ：副交感神経
２つの神経が入れ替わるように働き、アクセルが強く作用している時は
ブレーキは働きが抑えられているのが正常です。
自動で切り替わるはずの自律神経に問題が起こると、両者の入れ替わりがうまく機能しなくなり、
アクセルを踏まないといけない時にカラダが動かない、
逆にブレーキを踏んで休まないといけない時に眠れない、
と言う様な症状を引き起こしてしまいます。
このような症状が起こってしまうと、自分では思うようにコントロールすることが難しくなり、
場合によってはスポーツを続ける事が難しくなってしまうこともあります。
ではどの様な事で自律神経の問題(乱れ)がおこってしまうのでしょう。
なぜ自律神経の問題がおこるのか
自律神経の問題(乱れ)はストレスによって引き起こる事がほとんどです。
・大きなプロジェクトを任されたから結果を出さなければならない
・初めてレギュラーに選ばれたから１点取らないといけない
・「お前ならできる」と過度の期待を掛けられる
等、周囲の期待に対し、失敗を繰り返した時などにストレスを感じ、
特に責任感があり、まじめで、明るい性格というタイプの方が要注意です。
期待されるとそれに応えようと無理をしてしまいます。
無理をして叶うのであれば良いのですが、
思う様な結果が出ない場合や緊張しすぎる場合は
自律神経が乱れる事があるのです。
自律神経が乱れると
急に息苦しくなった、急に血圧が上がった、など
本人や周囲にはある日突然に症状が現れたように感じるかもしれません。
しかし、実際には症状が出るずっと前からカラダからサインが出ているのです。
特に症状がが出やすいのは内臓と背骨です。
今回は内臓へのアプローチは詳しくかきませんが、胃腸に負担がかかり消化不良をおこしたり、
睡眠障害、めまい、ふらつき、肝臓障害など内臓にもかなりの負担がかかります。
今回は、背骨を中心にかかせて頂きます。
自律神経の多くは背骨の中を通っています。
自律神経に問題が出てくると、背骨が硬くなるのです。
背骨が硬くなるという表現はおかしいかもしれませんが、
柔軟性が無くなると言えばいいでしょうか。
特に硬くなりやすいのは肋骨回りの胸椎といって肩甲骨付近の背骨です。
それと同時に胸骨(胸の真ん中の骨)も硬くなります。
この辺りが硬くなると、肋骨が大きく動かなくなるので呼吸が浅くなってしまいます。
その為、深い呼吸が十分にできなくなる為、全身の筋肉に酸素がうまく行きわたらなくなる為、
筋肉も硬くなったり、強張ったりします。
内臓の問題も大きいのですが、「呼吸」が浅くなることがカラダにとってとても重要な事なのです。
呼吸が浅いと、常にカラダに力が入っている状態です。
その為、余分なエネルギーを使いますし、ぎくしゃくとした動きしか出来ません。
その為いつも以上の疲労感が出てしまうのです。
では、どのようにして整えれば良いのでしょうか？
自律神経を整える３つの方法
ストレスコントロールが出来れば簡単なのでしょうが、
残念ながら、自分だけで出来るわけではありません。
そこで、自律神経をコントロールすることで、
乱れた自律神経を整える事に着目してみました。
〇 背中のストレッチ
① うつぶせで寝ころび、肘で状態をおこします。
その際、お腹から太ももがのばされていることを感じましょう。
また、息を止めず、大きく息を吸って反らしながら吐きましょう。
② お尻をかかとにのせて背中を丸くします。
この時も大きく息を吸って吐きながら背中が伸びている事を感じてください。
〇 深呼吸
お風呂に入浴中やお布団に入ってから大きく息を吐いて、吸って深呼吸をしてください。
又、大きな試合前、会議の前など緊張する前にも行いましょう。
〇 微温入浴
38～40度程度の温めのお湯にゆっくりカラダをつけて下さい。
平日はなかなか難しいかもしれませんが、
休日など時間のある時に、１５分程度カラダをお湯につける事で
心身共にリラックスできます。
この時に、好きなアロマをたいたり、好きな入浴剤を入れると
更にリラックスできます。
この３つの事を行う事で、ある程度自律神経が乱れないように出来ます。
しかし、完全に問題を起こさないようにするには、弱音やグチをこぼせる仲間を作ったり、
ストレスから解放される環境を作る事も大切です。
また、大腰筋もストレスによって硬くなることもあるので、
腰痛予防のためにもウォーキングなどで汗をかく事もおススメです。
まとめ
どんなにすごいスポーツ選手でも、スポーツを続けられなくなるくらい
「自律神経の問題(乱れ)」は重要な問題です。
アクセルとブレーキの役目を果たしている自律神経。
周囲からの過度の期待やストレスによって
無意識のうちに自律神経の問題(乱れ)は起こりうる可能性があります。
自分自身でケアするためには
背中のストレッチや深呼吸、微温入浴などでリラックスしてください。
柔道整復師 村西謙一 監修
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