腰痛予防ガイドラインで禁じられているものとは⁉


本日の腰痛新常識
『腰痛の予防法に関する20件のRCT(ランダム化比較試験)を分析した結果、腰痛ベルト・靴の中敷き・人間工学的介入・重量物挙上軽減教育に効果はなく、運動療法のみが腰痛とそれによる欠勤を予防できるという強力かつ一貫性のある証拠を発見。』http://1.usa.gov/vi52lt

様々な腰痛予防法が巷にはあふれていますが、

残念ながら本当に効果があるものは運動だけという結果がハッキリしました。

とりわけ正しいものの持ち上げ方は腰痛発症率を上げることが

科学的に証明されましたので、腰痛予防ガイドラインでは禁じられています。

間違った情報に惑わされない様にしてくださいネ。

 

 

 

 

昨日来られた70代の女性の患者さん。
1ヶ月ほど前にインディアカの練習中に膝を捻って

それからずっと下見が続いているとの事。

近所の整形外科で「老化で膝の軟骨がすり減って捻ったから炎症を起こしている」と

診断され、ほぼ毎日リハビリで電気を当てて温めていたそうです。

しかし一向に良くならないのでご主人がネットで検索して当院に来られました。

たまたま近くに来る用事があったそうで、飛び込みで来られたのですが、

その時間は予約で埋まっていた為時間をずらして再度来ていただきました。

お話を聴いた後、検査をしてみると前十字靭帯の損傷が確認できたのですが、

それ以上に臀部から太ももの裏の筋肉が張っており、血行が悪い状態でした。

施術後テーピングをはって踏ん張ってみてもらったところ、

ぶれも無くなり痛みもほとんどなくなったとの事。

30年続けているインディアカも1ヶ月休んでいたそうなので

「こんなんやったらもっと早くきたらよかった~」と喜んでいただきました。

確かに捻って痛めたので膝が悪いのですが、

それ以上に原因となっている部位があるので、そこを施術することで回復は早まります。

治療をしても痛みが変わらない場合は原因は他にあるかもしれません。

あきらめないでくださいネ。