本日の腰痛新常識
『椎間板ヘルニアと診断された腰下肢痛患者46名と健常者46名をMRIで比較した結果、
症状の有無は職業上の問題(心理的ストレス・集中力・満足度・失業)と
心理社会的問題(不安・抑うつ・欲求不満・夫婦関係)の影響が大きい。』
http://1.usa.gov/q8PXfR
何度もご紹介していますが、
健康な方でも76%は椎間板ヘルニアが画像所見で現れます。
症状が出るか出ないかはイエローフラッグ(心的社会的因子)が原因であると
国際腰椎学会でボルボ賞を受賞した研究でも明らかになっています。
当院の60代の男性の患者さんで、痛くなるからと言って
鎮痛剤を朝とお昼に必ず飲んでいた患者さんですが、
腰の痛みに加えて両足の太ももと両手がしびれるという方がいます。
整形外科では「脊柱管狭窄症」「手根管症候群」と診断され、
あちこちの整形外科や整骨院に通っていたそうです。
先月から当院に来られているのですが、
当初は変化が薄くご本人もつらそうにしておられました。
しかし、先週位から、施術後に変化が出だし、ベッドから起き上がる際も
「あれっ痛くないわ」と驚いていました。手のシビレはまだ残存しておりますが、
昨日は、「そういえば上向いて寝れるようになったわ」と変化を喜んでおられました。
この方の様に症状の改善に時間のかかる場合もありますが、
痛みがなくなりクスリを手放せるまで精一杯お手伝いさせて頂きます。