皆さんおはようございます(^O^)/
和泉市 笑福整骨院 院長村西です。
いつもブログをお読み下さりありがとうございます。
今日は寒いですね~。
私は朝6時過ぎに家を出るのですが、車に乗って外氣温を見ると2度でした。
冷たい風がかなり強く吹いていますので、車の運転等お氣を付け下さい。
さて、こんな寒い日は肩に力が入って肩がこるという方も多いのではないでしょうか?
実は肩がこる症状は様々な原因があります。
まずは、どのような筋肉が硬くなっているのかお話させて頂きます。
写真は背中の筋肉です。 緑の線で囲んでいる部分が「僧帽筋」と言い一般的に肩こりを感じる一番
表層にある筋肉です。
見て頂いてわかる様に、首から肩、背中にかけて広い範囲を覆っています。
筋肉は少し背中が丸くなったりPCやタブレットを見続ける事ですぐに硬くなります。
この様な大きな筋肉は血管の分布も多い為、ちょっとマッサージを受けるとすぐに楽になります。
しかし、この筋肉よりも深いところにある筋肉はどうでしょう?
緑の線で囲んでいる筋肉は、「僧帽筋」よりも深部にある「肩甲挙筋」と言います。
また、肩甲骨と背骨をつないでいる筋肉などもあります。(緑で囲んだ筋肉のすぐ下の筋肉)
さらに深部には、「頭最長筋」や「頭板状筋」と言ったの筋肉が骨に付着しています。
緑で囲んだ部分を見てください。頭蓋骨につながっています。
深部の筋肉が血流不足により硬くなることで、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こします。
この様な深層の筋肉は通常のマッサージではほぐれません。
また逆に強い刺激は表層の筋肉を傷めてしまいますので肩こりがひどくなる場合があります。
筋肉は骨と骨にくっつき、関節を安定させカラダを動かします。
骨が土台ですので、一番大切ですが筋肉は特に深部の筋肉が硬くなると(血流が滞ると)動きが
ぎくしゃくします。
ぎくしゃくしたまま長い時間経過すると、さらにゆがみがきつくなり悪循環となります。
写真の筋肉以外にも、胸の筋肉や横隔膜、肋骨回りの筋肉、足の筋肉が硬くなっている場合があります。
皆さんは、肩こりは肩の筋肉だけがこっていると思っているかもしれませんが、
実は様々な筋肉が複合的に関係している場合もあるのです。
原因として考えられるのは、日常生活での姿勢であったりストレス、長年の癖など様々ですが、
中には、内臓疾患からくる肩こりもあります。
では、どのようにすれば改善するのでしょうか?
内臓疾患からくる肩こりは主に4つあります。心臓=左肩、肝臓=右肩、
胃腸=背中の上部、肺=背中の上部が主にこった感じが出ます。
内臓疾患以外の肩こりの場合、適切な施術とちょっとした日常の注意で改善されますが、
温めても、マッサージされても、整体されても改善されず、日に日に肩が重たくなってくる様な
場合は医師の診断を受けましょう。
もし内科的な理由以外で、肩こりが改善されない場合は長時間同じ姿勢にならない様に注意し
トイレなどでバンザイをしてみてください。
また、家であればこの様にバスタオルを丸めてこれを背骨に沿って置き
その上にあおむけで寝て胸の筋肉のストレッチなどもおすすめです。
まとめると、単なる肩こりと安易に考えず何が原因なのかしっかりと見極め適切に治療を受け
日々のちょっとした注意で肩こりの無い生活を送ることが可能なのです。