先日来られた『脊椎分離症』と診断された患者さん


~世界から50年遅れている日本~

 

 

 

 

皆さんこんにちは(^O^)/

2020年  8月  1日  (土)

和泉市 笑福整骨院 院長村西です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

 

少し長いですが、科学的根拠の証明になる論文もご紹介させて頂きます。

なかなか治らない腰の痛み、病院で言われた通りにしているのに改善しない腰の痛み、繰り返す腰の痛みにお悩みの方は是非最後までお読みいただき、参考にしてくださいませ。

 

 

先日堺市から来られた50代の女性の患者さんなんですが、2週間ほど前にぎっくり腰をおこし動けなくなったとの事。

朝顔を洗おうと屈んだ瞬間だったので、そのまま座り込み、冷や汗をかきながら暫く動けず、ひとり暮らしの為誰にも助けて貰えず3時間ほどそのままの姿勢だったそうです。

何とか動けるようになったので、整形外科を受診し、お決まりのレントゲン撮影。

結果は『脊椎分離症』と診断され、痛み止めとシップとコルセットを処方され痛いまま帰ってこられたそうです。

その際、「仕事を休んで安静にしてコルセットをずっと巻いとくように」指示されたそうで、それを守ってその日から仕事を休み、朝晩痛み止めを飲んで、シップを2.3時間ごとに張り替え、寝る時もコルセットを巻いていたそうです。

しかし、1週間経っても痛みは変わらず、寝返りを打とうとすると痛みで目が覚め、起きようとすると痛くてしばらく動けずの日々。

「このままやったら仕事もやめなあかんかなぁ」とか「このまま動けなくなったらどうしよう」とマイナスな気持ちになって行ったそうです。(食事は近所に住んでいる娘さんが用意してくれたそうです)

全く痛みに変化がないし、仕事を休んでじっとしているのでネットで色々と検索して何とか自分で痛みが出ない姿勢を探したり、少しでも痛みが改善するにはどうしたら良いか探している時に当院の事を見つけたそうですぐに電話をくださいました。

自宅から当院まで車で15分。「無理だったら連絡します」と言われていましたが、何とか車の運転は出来たそうです。

しかし、車から降りる時にまた痛みが・・・。
そのまま腰を伸ばせず、そ~っと入ってこられました。

 

 
問診の時になぜ痛みが改善しないのかお話すると「えっ今まで聞いたことと全く逆です⁉」と驚かれていました。
 
 
 
実は・・・
 
 
レッドフラッグがない限り画像検査を行なうなと各国の腰痛ガイドラインが勧告しているが、基準が甘すぎるという議論が勃発。腰痛は予後良好の疾患であり、安静臥床は避けるべきという情報伝達を妨げ、過剰診療に繋がる恐れがあるから。http://1.usa.gov/iBFoXO
 

急性腰痛にとっては長期間の安静臥床(安静に寝ている)よりも、痛みの許す範囲内で徐々に日常生活に戻る方が効果的(確証度B)。5:4日以上の安静臥床は筋力低下を招くために急性腰痛の治療として推奨できない(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO

 

腰痛のために仕事を休む期間が長くなると、仕事に復帰できる可能性は低くなる(★★★)。http://amzn.to/Hk8veA
 
腰痛患者421名をX線撮影群と非撮影群に割り付け、9ヶ月間にわたって追跡調査した結果、非撮影群に比べるとX線撮影群は痛みの持続期間、活動障害、健康状態の成績が悪く、受診回数も多かった。不安や恐怖は治癒を妨げている。http://1.usa.gov/ihdsPJ
 

腰痛患者378名と健常者217名の腰部X線写真を比較した研究でも、両群間における変形性脊椎症の検出率に差はなく、加齢と共に増加する傾向が見られることから、変形は正常な老化現象にすぎず、腰痛の原因とは考えられないと結論。http://1.usa.gov/msMFAV

 
腰痛の原因はいまだに謎だが、椎間板変性を腰痛の原因と考える脊椎外科医は23%のみで、その患者に固定術か椎間板置換術を選択すると答えた脊椎外科医はわずか1%。もし自分が患者なら99%が保存療法か放置すると回答。http://1.usa.gov/katDsM
 
腰部コルセットやサポートベルトの装着で腰痛を予防できないのは明白だが、これまで考えられていたように長期間の装着によって腹筋力や背筋力の低下を招く危険はない。
腰部コルセットやサポートベルトはリスクもベネフィットもない。
http://t.co/gexF0X8
 
少し読みにくいかもしれませんが、今回の患者さん、急性腰痛(ぎっくり腰)に関しては少なくてもこれだけの論文が、仕事を休まず、安静にせず、コルセットもせず、と発表されています。
 
また、『脊椎分離症』と診断されたのですが、これもAHPR(Agency for Healthcare Policy and Research: 保健政策研究部門)の『成人の急性腰痛診療ガイドライン』では根拠のない診断名として、線維輪断裂・成人の腰椎分離症筋筋膜炎線維筋痛症・椎間板症候群・挫傷・脊椎分離症・腰部椎間板症・椎間関節症候群・変性関節症・捻挫・変形性脊椎症・椎間板障害/裂傷・脱臼・亜脱臼(サブラクセーション)の15を挙げています。
 
 
なぜこのように間違った常識、古い常識が横行しているのでしょうか?
 
当院を受診されたこの患者さん、1週間もの間一人で痛みと不安と恐怖で過ごした時間があまりにも不憫です。
しかも、痛みのせいで不安や恐怖を増大させるとさらに回復は遅れます。
施術後、帰られるときには、痛みはまだ少しあるものの、しっかりと歩けて、カラダを動かせるようになっていました。
少しでも早く仕事に復帰したいと言っておられたので、何とかお力になれたらいいなぁと思います。
 
日本は命にかかわる医療研究は世界最先端ですが、整形外科分野は世界から50年遅れていると言われています。
私は柔道整復師として、国家資格を持つものとして、少しでも患者さんが笑顔で日常生活を送れたらいいなぁと思い
これからも全力でサポートさせて頂きます。
 
もし、今あなたが耐え難い痛みがあり、整形外科を受診し、痛み止めとシップで改善が見られないや、整骨院でマッサージと電気を阿多ても改善しない場合、あなたに合った治療方法ではないのかもしれません。
 
長々と書かせて頂きましたが、必ずあなたに合った治療方法があります。
それを見つけて少しでも早く笑顔で日常生活を送って下さいね。
 
 
 
 
柔道整復師 村西謙一 監修

 

 

 

 

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【和泉市 岸和田市 堺市 忠岡町で腰痛・肩こり・坐骨神経痛等でお困りでしたら笑福整骨院にお任せください】

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当院は保険治療のようなお手軽さはありませんが、お一人お一人の痛みの原因を追究し症状に丁寧に向き合い、

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