ぎっくり腰の予防と早期回復するために


皆さんおはようございます(^O^)/

2018年12月18日(火)

和泉市 笑福整骨院 院長村西です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

 

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最近、「ぎっくり腰」の患者さんがまた増えてきました。

以前にも何度も「ぎっくり腰」については

まとめていますが、改めてまとめてみたいと思います。

 

目次

【ぎっくり腰とは】

【なぜぎっくり腰になるのか】

【ぎっくり腰を予防するために】

【ぎっくり腰になったら】

【まとめ】

 

 

ぎっくり腰とは

 

 

・そんなに重くない物を持っただけなのに突然腰が痛くなり動けなくなってしまう。

・くしゃみをした瞬間に固まったように動か根くなる

・下に落ちた洗濯物を持とうとした瞬間腰が伸びなくなる

 

というように不意に動けなくなる恐ろしいぎっくり腰。

欧米ではその不意に襲ってくる激しい痛みの為昔から「魔女の一撃」と言われています。

多くの場合1~2週間程度で自然に回復していきますが、

 

・時間経過によって改善が見られない、増悪する

・下半身に痛みやしびれ

・排尿排便障害など

 

と言う様な症状が出る場合には馬尾症候群等の重篤な病気が隠れていることがあります。

その際は専門のい医療機関を受診する必要があります。

しかし、このような重篤な症状は全腰痛の5%にも満たないので、

そんなに不安を感じなくても大丈夫です。

では、なぜぎっくり腰になるのでしょう。

 

 

なぜぎっくり腰になるのか

 

 

当院を受診されるぎっくり腰の患者さんによると、

 

〇 少し腰を曲げた

〇 トイレから立ち上がろうとした

〇 くしゃみをした

〇 洗濯物を取ろうとした

〇 朝起きようとした

 

等そんなに無理をしたつもりも無いのに急にな痛みで動けなくなった

というお話を良くお聞きします。

ぎっくり腰になった時、カラダの中では何が起こっているのかは、

実ははっきりとしたことは分かっていませんが、

一般的なぎっくり腰の場合は骨ではなく筋肉の問題によるものです。

過去に何度もギックリ腰を起こして病院で画像検査を受けた方の中には、

「骨には異常が無い」といわれた方も多いと思います。

多くのぎっくり腰の場合、「筋肉の問題」です。

なので画像検査では「異常はない」とされるのです。

 

 

ではぎっくり腰にならないようにするにはどう知れば良いのでしょう

 

 

 

ぎっくり腰を予防するために

 

 

前述の通りぎっくり腰の原因ははっきりしておらず、様々な状況で発症します。

したがって有効な予防法も一概には言えません。

しかし、ぎっくり腰を起こす前にカラダからのサインが出ています。

例えば「なんとなく腰が重たい」「疲れが取れない」「暴飲暴食をして胃が重たい」

等です。それを見落とさない事も予防としては大切です。

又、日頃からカラダの使い方に気を付けたり、自分のクセや姿勢を意識することが大切ですし、

忘年会シーズンですので、暴飲暴食にも注意が必要です。

内臓が疲れているとぎっくり腰をおこす可能性が高まります。

筋肉をつけないといけないとか、柔軟なカラダが必要とかではありません。

カラダの使い方やクセはなかなか自分では見つけにくいかもしれません。

しかし、ギックリ腰を繰り返すという方は、

どのような状況でぎっくり腰をおこしたのか、

という事を知ることで予防することが可能です。

 

 

ぎっくり腰になったら

 

 

ぎっくり腰になると様々な不安が広がります。

海外の論文を参考にして考えてみたいと思います。

どの様にすればぎっくり腰のあの痛みを早期に回復させられるのでしょう?

それには2つの方法があります。

まずは自分でできる対処法ですが、

よく聞かれることの中に安静にしているとておいた方が良いのか、

動かしたほうが良いのかわからないという事です。

 

 

安静が良いのか?悪いのか?

 

と聞かれることがあります。

 

 

『急性腰痛患者186例を対象とした
RCT(ランダム化比較試験)によると、

安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、

最も早く回復したのは日常生活群で、

最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。

腰痛に安静第一は間違い。

むしろ回復を妨げる。』

http://1.usa.gov/mOolz9

 

この様に研究論文で発表されている通り、安静にしているとかえって回復が遅れます。

出来るだけ日常生活を続けてください。

 

しかし、いきなり「動け!」といわれても動けないのが事実でしょう。

その様な時は”腰から遠い部位から動かす””動かせるところから動かす”

という事を覚えておいてください。

足の指→足首→膝・・・というように腰から遠い部位から動かすことで

「痛いけど動かせた」という意識をします。

ぎっくり腰は怖いですが、必要以上に怖がると、逆効果です。

どの様にすれば早く回復するのでしょう?

どんな治療を受けたら良いのでしょう?

 

 

 

どんな治療を受けたら良いのか?

 

世の中には様々な腰痛治療法があります。

その中でどんな治療を受けるのかによって

変わってきます。

 

 

『腰痛で長期欠勤している患者975名を
3年間追跡したRCT(ランダム化比較試験)によると、

200日後の復職率は教育プログラム

(従来の常識はすべて忘れて怖がるなという指導)群が

70%だったのに対して、

標準的治療群はわずか40%でしかなかった。』

http://1.usa.gov/mUEwJH

他にも

『頚部痛と腰痛患者256例を対象に、医師の標準的な治療群、
脊椎マニピュレーション群、理学療法群、
シャムトリートメント群に割り付けたRCT(ランダム化比較試験)
によると、最も成績が悪かったのは医師の標準的な治療群と
シャムトリートメント群だった。』
http://1.usa.gov/kfFvV6

 

医師の標準的治療群とは先ほど書いた通り、画像検査・鎮痛剤・シップ・牽引・低周波です。

脊椎マニュピレーションとは特殊な方法で脊椎に対してアプローチする治療法です。

シャムトリートメントとは、治療したふりをして治療しないというものです。

医師の標準的治療とシャムトリートメントはほとんど意味がないという事です。

それよりも、「痛みがあっても動ける」「痛いけど出来た」というように

積極的に考えて動く方が、回復が早まります。

 

仕事を休めない・赤ちゃんの世話をしないと・重要な会議があるなど

例えぎっくり腰をおこしたとしても簡単に休めないという方も多いと思います。

その様な時は鎮痛剤やシップで痛みをごまかすことも必要だと思います。

しかし、どちらも飲み続ける、貼り続けるとカラダに様々な弊害も出ますので

注意して下さいね。

 

これはコルセットも同じことが言えます。

付けると楽に動くことが出来るという方も多いと思います。

 

職場における腰痛の予防をテーマにした
ランダム化比較試験(RCT)を分析した体系的レビューによると、
職場での運動は腰痛の予防に効果的だったが、
コルセット(サポートベルト)や
生体力学に基づく教育的介入は腰痛を予防できないことが判明。
http://1.usa.gov/sJTnPJ

 

コルセットを使い続けている方もおられると思いますが、

腰痛を予防できないことが研究論文で発表されています。

安心材料として、痛いけどどうしても動かないといけない

という時だけ使用するようにした方が良いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

西洋では古くから、「魔女の一撃」といわれている「ぎっくり腰」。

痛みは恐ろしいし、動けないかもしれませんが、

必要以上に怖がり安静にしているよりも、

出来る範囲で日常生活を続ける方が早く回復します。

この事は海外の研究論文で発表されています。

医師の標準的治療やシャムトリートメントよりも

日常生活を続ける方が回復は早まります。

 

 

 

 

 

柔道整復師 村西謙一 監修

 

 

 

 

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