脳の勘違い


皆さんおはようございます(^O^)/

2018年11月29日(木)

和泉市 笑福整骨院 院長村西です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

今日は、「脳の勘違い」について書いてみたいと思います。

というのも、先日来られた20代の女性の患者さんですが、

肩と腰(背中の下部)の痛みでお悩みでした。

その方が、施術後に、「うわぁ~右にカラダが傾いてる感じ!」

と仰っていたのです。

なぜ、このような発言になったのか、

考察してみたいと思います。

 

 

目次

【施術前】

【施術後】

【脳の勘違い】

【検査による痛み】

【脳に良い勘違いを起こす】

【まとめ】

 

 

施術前

 

 

少し見得にくいかもしれませんが、赤い線が正中なのです。

大きく左に傾き今にも左に倒れそうです。脚長差もありました。

彼女の悩みの症状は肩と腰の痛みですが、

鏡の前に立つまで、左に傾いていることには

気が付かなかったそうです。

鏡の前に立って初めて「えっこんなに左に傾いてる!」

と自分でおどろいていました。

 

 

施術後

 

施術後に鏡の前に立って頂いた時に、

先述した「うわぁ~右にカラダが傾いてる感じ!」

という言葉が出たのですが、

これが脳の認識のずれなのです。

施術前の左に傾いて上体を

この方の脳はまっすぐだと勘違いをしていたのです。

それが施術後「右に傾いている」と勘違いした要因です。

 

 

脳の勘違い

 

 

この様な脳の勘違いは、様々な場面で見る事が出来ます。

カラダの痛みの大部分はこのような脳の勘違いに原因があります。

先述した20代の患者さんも、日常生活の中でのカラダの使い方やクセ等で、

左に傾いている状態が脳としては正常だと脳は判断していたのです。

それがまっすぐになる事で、脳としては「あれっ?今までと違うぞ!」

と違和感を感じたのです。

その違和感を鏡などで目からの正しい情報として、

脳に伝える事で、「これが正しい!」と上書きされ、

徐々に違和感は無くなります。

カラダはまっすぐになって血行が良くなっていますから、

痛みやだるさなどの症状もどんどん改善するのです。

 

他にも、過去の経験によって痛みを感じる事があります。

同じような前かがみ姿勢であっても、

掃除機を掛けようと前かがみになると腰が痛いけど、

グランドゴルフをする時は痛くないと言う様なことも

話されている患者さんがいました。

過去に腰が痛くなった姿勢をすると痛みを感じるように

なっているのですが、これは人間のカラダが持つ

防御反応です。

 

この様に、脳の勘違い・過去の経験によって

痛みは感じやすくなるのですが、

他にも痛みを感じる原因として考えられることがあります。

 

 

 

検査によっておこる痛み

 

 

 

腰痛を感じ、整形外科でレントゲンを撮ります。

仮に、「椎間板ヘルニア」と診断されたとしましょう。

すると、脳には「椎間板ヘルニアで腰痛がおこっている」と

レントゲン画像と共にインプットされます。

こうなると、なかなか痛みはとれなくなってしまいます。

画像検査の異常は腰痛とは関係が無い事は

欧米各国では常識となっていますが、

日本では遅れています。

画像検査についての研究論文です。

 

 

腰痛患者421名をX線撮影群と非撮影群に割り付け、
9ヶ月間にわたって追跡調査した結果、
非撮影群に比べるとX線撮影群は痛みの持続期間、
活動障害、健康状態の成績が悪く、受診回数も多かった。
不安や恐怖は治癒を妨げている。
http://1.usa.gov/ihdsPJ

 

 

画像検査を受ける方が、痛みの持続時間が長くなったり、

活動に支障をきたしたり、健康状態も悪くなったり、

病院を受診する回数も多くなるのです。

 

これは、人間は不安を感じると、ストレスとなり、

カラダへの悪影響が出るためなのです。

如何に脳が勘違いをいしているかわかりますね。

逆を言えば、良い勘違いをさせる事で、

痛みをなくすことが出来るのです。

 

 

 

脳に良い勘違いを起こす

 

 

 

例えば、ミラーセラピーというものがあります。

マヒした手を鏡の裏に隠し、良い方の手の鏡像を、

マヒした方の手が上手く動いているかのように、

“勘違い”する(脳を錯覚させる)ように仕向けることで、

脳を刺激するリハビリです。

この様なリハビリで、マヒした腕や足を動かすように

なる方も多いそうです。

 

このミラーセラピーと同じではないのですが、

急性腰痛(ぎっくり腰)の時に、いいトレーニングがあります。

それは、腰から遠い部位から動かしていくというものです。

例えば、足の指を動かして「動いた」と感じます。

次に足首を動かして「動いた」と感じ、次は膝・・・

というように「動かしても大丈夫」と感じる事によって

腰の痛みも緩和してきます。

 

 

 

まとめ

 

 

 

痛みやだるさなどは脳の勘違いや過去の経験によるものが

ほとんどです。

○○すると腰痛が・・・と言う様なマイナスな考えをするよりも、

痛いけど○○出来ると言う様なプラス思考で行動することで

悪い勘違いをしている脳を、良い勘違いさせることによって

今の痛みを緩和させることが可能です。

 

 

 

柔道整復師 村西謙一 監修

 

 

 

 

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