栄養ドリンクやエナジードリンクについて


皆さんおはようございます(^O^)/

2018年11月20日(火)

和泉市 笑福整骨院 院長村西です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

 

先日患者さんに

「栄養ドリンクってどうなんですか?」と

質問を受けました。

専門分野ではないのですが、

海外では死亡例もあるという事は認識していましたので

そのあたりを説明しました。

そうすると

「子どもに飲まんように言うとかな」

と仰っていましたので、

今日は栄養ドリンク・エナジードリンクについて

書いてみたいと思います。

 

目次

【栄養ドリンク・エナジードリンク】

【エナジードリンクの害】

【栄養ドリンクの害】

【カフェインの害】

【まとめ】

 

 

栄養ドリンク・エナジードリンク

 

 

今、コンビニやスーパーでは様々な種類の

栄養ドリンク・エナジードリンクが売られています。

気軽に「今日はこれ!」「俺はこれ!」「眠気をなんとかせな!」

と安価で元気になると思って飲んでいるかもしれません。

しかし、本当に栄養ドリンク・エナジードリンクを飲むと元気になるのでしょうか?

 

 

栄養ドリンク

 

栄養ドリンクは「医薬部外品」なので、

「滋養強壮」や「栄養補給」という表示が可能です。

栄養ドリンクの中には、ビタミン類・アミノ酸・滋養強壮に効果のある

生薬・漢方薬由来成分のエキスなど、

疲労回復や健康維持に効果が期待できる成分を含んでいます。

 

・最近忙しすぎて疲れが取れない、頭がボーっとする、

・カラダがだるくてしょうがないけど、

・今日は大事なプレゼンだ……。

こんなときに栄養ドリンクをグイっと1本飲む方も多いかもしれませんが

飲む時は、十分注意が必要して下さい。

では最近コンビニでもよく見かけるエナジードリンクはどうなのでしょう。

 

エナジードリンク

 

分類としては「炭酸飲料」にになります。

なので、医薬部外品の栄養ドリンクのように

「滋養強壮」や「栄養補給」という効能表示はできません。

糖類の質や種類、カフェインの含まれる量、アミノ酸の種類、

ビタミンの含有量や種類、その他の配合原料によって各社独自の売りがある様です。

外国産のエナジードリンクでは日本でそのまま販売できない

成分が入っているものもあり、日本用に成分を変えているものもあります。

 

「日本ではそのまま売れない内容物……っていったい何?」

 

と怖くなる方もおられるかもしれません。

変なクスリが入っているのではありません(笑)

日本以外では合成タウリンを配合していたが、

合成タウリンを配合すると栄養ドリンクになる為、アルギニンに変更しているのです。

海外から輸入する製品は天然でも合成でもタウリンは配合出来ない様です。

 

 

 

エナジードリンクの危険

 

 

エナジードリンクは栄養ドリンクの様に「滋養強壮」でもなければ

「栄養補給」も出来ないのになぜエナジーなのか?

と疑問に思う方もおられるかもしれません。

エナジードリンクは砂糖などの甘味料、カフェインが多く含まれており、

元気になった気がする飲料なのです。

イギリスではエナジードリンクをドラッグ(麻薬など)並みに有害であり、

未成年の引用を禁止にすべきという意見もあるそうです。

理由としては、エナジードリンクに含まれる大量の砂糖とカフェインが

子どもを行動過多の状態にし、コントロールを困難にしているからだそうです。

実際に500mlのエナジードリンクの中にはティースプーン13杯分の砂糖と、

コーラ4缶分に当たる160mgのカフェインが含まれているものもあるそうです。
(ポカリスエットで角砂糖7個なので、同じくらいのような気がしますが・・・)

 

実際に、イギリスでは、メーカーなどが16歳以下の子どもには販売しない様にしているそうです。

2012年には【10月22日 AFP】米メリーランド(Maryland )州で19日、
栄養ドリンク「モンスター・エナジー(Monster Energy)」に含まれる
多量のカフェインが原因で娘(14)が死亡したとし、
遺族らが製造会社を相手取って訴えを起こした。

という事件まで起こっているのです。

では栄養ドリンクは害はないのでしょうか?

 

 

栄養ドリンクの危険

 

 

「栄養ドリンク」はあくまで”非常食”です。

例えば、非常食で有名な「乾パン」がありますが、

これを常用に毎日食べる人は少ないと思います。

健康な時はやはり食事で栄養を補っていただきたいのです。

ちょっと疲れている、最近疲れが取れない、

今日は残業だから、と言う様な理由で「栄養ドリンク」を

飲んでいると、逆効果になってしまいます。

というのも、アルコールが数%含まれている事や、

カフェインによって一時的に興奮状態になっているだけなのです。

その為、効果が切れるとドッと疲労感に襲われる事もあります。

疲れた感じがするから、続けて飲むという悪循環に・・・

ドリンク剤の成分として含まれているアルコールやカフェインは

し好品なので、依存症に注意が必要です。

さらにドリンク剤には、低血糖からくる脳の働きを活性化させる目的で

糖分がたくさん含まれているものも多く、

毎日飲み続けると糖尿病や肥満にも気を付けなければなりません。

又、ドリンク剤に含まれるアルコールやカフェインなどの成分が、

すでに常用している薬との飲み合わせで障害を起こす危険性もありますね。

例えば、かぜ薬や気管支拡張剤を服用している方が、とカフェインを一緒に摂取すると、

相互作用により、頭痛を感じる事があります。

また、睡眠薬や血糖下降剤(糖尿病治療薬)と一緒に飲んでしまうと、

睡眠薬の効果が強くなりすぎたり、血糖のコントロールができなくなることもあります。

 

 

カフェインの害

 

 

栄養ドリンクやエナジードリンクは飲み続けることがカラダに負担をかける事は

お判りいただけたと思います。

中でもカフェインが問題です。

カフェインは、栄養ドリンクやエナジードリンクだけではなく

コーヒーや緑茶などにも含まれています。

その為、多くの方が普通に口にするものです。

このカフェインですが、総合感冒薬いわゆるかぜ薬等には必ず含まれています。

なぜカフェインが含まれているのかというと

鎮痛作用がある為です。

なので、一時的に眠気を押さえたり、痛みを抑えたり、疲労を回復させることが

出来るので適量ならばいいのですが、ひとたびカフェインがきれると

脳血管収縮効果が無くなり、拡張される為逆に頭痛がひどくなったり、

カフェインの過剰摂取は一般的な急性作用は、めまい、心拍数の増加、

興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等を引き起こすことがあるそうです。

又、神経毒性の為、カフェイン中毒になり死にもつながる危険性を

忘れてはいけません。

一般的に5~10gが致死量だそうです。

食品のカフェイン含有量

 

エナジードリンクにはコーヒー薬2杯分のカフェインが含まれているそうです。

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

 

栄養ドリンクもエナジードリンクも

医薬部外品と炭酸飲料という違いはあるが、

どちらもカフェインや砂糖によって

一時的に興奮状態になって

元気になったようなプラシーボ効果です。

逆に、興奮が冷めた時に、ドッと疲れるようなことがあります。

体調を崩しているけど、

どうしても仕事を休めないと言う様な緊急の場合

一時的に飲むのは良いでしょうが、

飲み続ける事はカラダへの負担が大きくなってします。

お水を飲むような感覚で飲むのは避けた方が良いですね。

 

 

 

 

 

 

柔道整復師 村西謙一 監修

 

 

 

 

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