国際腰椎学会でボルボ賞を受賞した論文によると⁉


本日の腰痛新常識
『男性の一卵性双生児115組を対象にMRIで椎間板変性を促進させる危険因子を調査した結果、椎間板変性は仕事やレジャーによる身体的負担、車の運転、喫煙習慣といった物理的因子より、遺伝的因子の影響を強く受けていることが判明。』http://1.usa.gov/kWg7Iw

 

国際腰椎学会でボルボ賞を受賞した有名な論文です。

椎体板変性は物理的要因よりも遺伝的要因の方が影響するという事です。

なので、ヘルニアなどは重たい荷物を持ったから、

車の運転がと言う様な原因ではないという事ですので安心してください

腰痛の原因は他にあります。

 

 

 

昨日、お昼過ぎに院の前の家の方がお子さんを連れて来られました。

「急に大泣きしてから腕を動かさないんです」との事。1歳7カ月の女の子でした。

以前にも痛がって整形外科で色々とさわられた経験がある様で、

私の顔を見るなり泣き出してしまいました。(顔?)

なのでそのままお母さんに抱っこしてもらいながら、

確認してみるとやはり「肘内障」でした。

整復すると「クリッ」と整復された感触が指にあり、

「大丈夫ですよ」とお伝えすると「えっこんなに簡単に?」と驚かれていました。

簡単に見えることは良い事なのだろうかと疑問も感じましたが、

腕も動かすことが出来ているのでホッとしました。

その後、もう一度来られて「まだ泣いてるんですが大丈夫でしょうか?」

との事でしたので、もう一度確認してみるとかすかに「クリッ」と整復音が・・・

かなり小さなお子さんなので、橈骨が小さい為抜けやすい様です。

何度も「肘内障」の整復は行っていますが、

壊れそうな小さな腕を触るのは毎回緊張します。

なかなか脱臼などの大きなけがで来院する方は少ないですが

せめて「肘内障」くらいは1度で決めたいです。

「肘内障」の原因は様々ですが、急に腕を引っ張ったりご両親の真ん中で

腕を持ってブランコの様にしたりするとおこりやすいですのでご注意くださいませ。