根拠のない病名⁉


先日も書きましたが大切なことなので再度書かせて頂きます。

『椎間関節症候群への注射療法に関する論文を厳密に分析した結果、
椎間関節内へのプラシーボ(生理食塩水)注射は、
ステロイド剤や局所麻酔剤と同等の改善効果があることから、
椎間関節症候群という病名自体が神話の可能性がある。』

http://1.usa.gov/nVAtNd

他にもAHCPRの『成人の急性腰痛診療ガイドライン』では根拠のない診断名として、
線維輪断裂・成人の腰椎分離症・筋筋膜炎・線維筋痛症・椎間板症候群・挫傷・脊椎分離症・
腰部椎間板症・椎間関節症候群・変性関節症・捻挫・変形性脊椎症・
椎間板障害/裂傷・脱臼・亜脱臼(サブラクセーション)の15を挙げています。

もし痛みがあり、整形外科でこれらの病名を診断されたとしても

痛みの原因は他にありますので、心配しないでください。

レントゲンを見て「ここが悪い」と言われたら「ここが悪いんや」と思いこむことが

痛みが治らない原因になります。

休息をしっかり取り、暴飲暴食をしないで、お風呂につかってください。

それだけでも予防になりますよ。

先日お電話でお問合せ頂いたのですが、「仕事中に足を捻って捻挫をしたが

保険は効きますか?」という内容でした。

仕事中のケガや事故は全て「労災」となり労働基準監督署への届けが

必要です。

仕事ちゅうのケガや事故は健康保険は取り扱えませんのでご注意ください。

当院はケガに対しては健康保険

交通事故に対しては自賠責保険

労働災害に対しては労災保険と法律を遵守していますので、ご理解ください。