当院の急性腰痛(ぎっくり腰)の治療をどのように行うかを書かせて頂く前になぜ、急性腰痛(ぎっくり腰)がおこるのか、その理由について書かせて頂きます。

西洋では古くから『魔女の一撃』と言われ恐れられている急性腰痛(ぎっくり腰)ですが、ふとした瞬間に腰に激痛が走ります。

✔ 顔を洗おうと屈んだとき

✔ くしゃみ(咳)をした瞬間

✔ 車から降りようとした瞬間

✔ お風呂からあがろうとした瞬間

✔ トイレから立ち上がろうとした瞬間

等々、これらは当院に来られた患者さんが急性腰痛(ぎっくり腰)になった時の様子です。
いずれも『そんなに激しく動いたわけではない』のに動けなくなるほどの痛みに襲われるのです。

急性腰痛(ぎっくり腰)の原因

今はまだはっきりとした原因は解明されていないのが現状ですが、

私の臨床経験からお話させて頂くと、原因は大きく3つに分かれています。

  • 内臓が冷えている
  • 股関節の動きが悪い
  • カラダのバランスが崩れている

この3点がとても重要な要素になります。

1.内臓が冷えている
内臓が冷えると言っても自覚することはほとんどできません。
ようは冷え=疲れだと考えてください。
食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると胃腸が疲れます。
また、カラダが冷えると腎臓が疲れます。
そういった時に『内臓体制反射』(内臓が受けた刺激が
筋肉(骨格筋)に反射する事)がおこり腸腰筋や多裂筋などの腰回りの筋肉が
緊張することによって急性腰痛(ぎっくり腰)を起こしてしまいます。

2.股関節の動きが悪い
本来、『腰を曲げる時』股関節が最初に動き出します。
しかし、現代の椅子の生活をする中で股関節の動きが
悪くなって上手く動かせていない方が多くなっています。
股関節が動いて、それに連動して骨盤が動き、腰が動く。
この一連の動作がうまくできない事で疲れがたまっていき
急な痛みが出るのです。

3.カラダのバランスが崩れている

人間のカラダは腰を中心に非常に優れたバランスで成り立っています。

その体のバランスが、日々のカラダの間違った使い方やストレス、自分では気が付かない癖などによって崩れたままになっていることで、自己治癒力が低下して

ちょっとした刺激で急な痛みが出るのです。 

急性腰痛(ぎっくり腰)を早期に回復させる特効薬

【腰痛のために仕事を休む期間が長くなると、仕事に復帰できる可能性は低くなる(★★★)。http://amzn.to/Hk8veA ‪#‎kenkou

【急性腰痛患者186例を対象としたRCTによると、安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、最も早く回復したのは日常生活群で、最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。腰痛に安静第一は間違い。むしろ回復を妨げる。http://1.usa.gov/mOolz9

この論文にある様に、『安静にしている』と回復を妨げてしまいます。
ではどのようにすると回復は早まるのでしょうか?
先述した論文にもある様に『最も早く回復したのは日常生活群・・・』とあります。
要は、動ける範囲の中で痛みに負けないで日常生活を続けることが
最も早く回復させる特効薬になるのです。
しかし、急性腰痛(ぎっくり腰)にみまわれると、
『動けない』という方も多いのが現状です。
どの様にすれば『日常生活』を続けることが出来るのでしょうか?

痛みに負けないで日常生活を続ける方法

ある瞬間突然の腰の痛みで、動けなくなった場合、
腰から遠い部分(足先や手先)から動かすようにしてください。
足の指・足首・ひざ・・・と動かしながら
『あっ大丈夫、動かせる』という気持ちになることが大切です。
そうすることで少しずつですがカラダ全体が動くようになってきます。
また、痛みのない方向へ腰を動かすこともいいですね。

他には、痛みを感じると不安感を覚えると思います。
不安感を感じると脳の『側坐核』が反応して『偏桃体』という部分が活発に活動し、
ドーパミンの分泌が少なくなってしまいます。
このドーパミンは『快楽ホルモン』と言って楽しい時やうれしい時、
美味しいものを食べた時などに分泌されます。
その為、痛みをより感じやすくなってしまいます。
また、痛みは『過去の記憶』という側面もありますので、
過去に、同じような動作で腰に痛みを感じた時に、同じように痛みを感じてしまうのです。
このような場合は、テンションの高い音楽を聴いたり、リズミカルな動きをしながら
苦手な動きをする事で痛みを回避することが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
急性腰痛(ぎっくり腰)は本当に辛いですが、回避する方法はたくさんあります。
暴飲暴食を避ける、カラダを冷やさない、適度な運動をするなどが良いでしょう。
また、苦手な動き、過去に急性腰痛(ぎっくり腰)をおこした動きなどはテンションの上がる音楽を聴きながら行う事で痛みを感じにくくすることが可能です。

当院での急性腰痛(ぎっくり腰)の治療

痛みによって動けないと、どんどん筋肉は固まってしまいますから、
まず当院では痛みによって動かなくなった腰の可動域を拡げます。
だからと言って、腰をマッサージしたりするわけではありません。
痛みが出ている筋肉・関節をしっかりと見極め、
患者さんのカラダに出来るだけ負担をかけないように最低限の刺激で
可動域を拡げます。

可動域を拡げた上で全身のバランスを整える整体を行います。
現状の痛みと根本の原因にアプローチする事で、回復も早まります。
『バキバキ』と関節を鳴らす整体や、
『グリグリ』と筋肉をマッサージして
その時は良いけどすぐに元に戻る治療や、痛みが無くなったら治療は終了ではなく、
痛くならないようにすることが大切なので
私は痛みの出ないカラダを作ることが本当の治療だと考えています。
その為、当院の治療は無理さえしなければどんどん良くなる整体治療を導入し、
急性腰痛(ぎっくり腰)に再度苦しめられないカラダを作ることを
提案させていただいております。